最近、なにか物事を長く続けることって、それなりに意味のあることなんじゃないかと思う。
長く続けることで、周りの環境も、人間関係も、自分でさえ変わることがあるからだ。
私は大学2年生の時から続けてきたアルバイトがある。
現在修士2年なので、5年も続けてしまった。
何をするバイトかというと、ホテルの結婚式と宴会のサービスのバイトだ。
ホテルの宴会の配ぜん人て、知っている人は知っているかもしれないが、とても忙しい。
宴会や披露宴会場のスタンバイから、サービス、片付け、全部時間内にこなさければならない。
時間内(うちのホテルは結構無茶ブリな時間設定)にスタンバイもサービスも全部こなしつつ、お客様に最高の時間を提供する(ことを目指さなければならない)という、頭も体もフル回転なお仕事だ。
(ちなみに、うちのホテルは、時間設定と人員配置設定が無茶ブリなので、最高の時間をお客様に提供は出来ていないと思います。それでも、やはりサービスに従事する者としては、それを目指すべき、と思って働くわけです。少なくとも今の私は。できてないけど)
なので、基本的に働いている人はみんなピリピリしているし、裏では機嫌が悪い事が多い。
しかも、ホテル業界は、ブラック業界なので(「ホテル業界 ブラック」でググってみてください)、理不尽に怒られるし、怒鳴られる。特に社員さんが。
管理職級の人たちも、理不尽に怒られてきたし、怒鳴られてきたし、殴られてきたし、労基法破られてきたので、自分も部下にしちゃう、というよくある悪循環が起こっている(この悪循環にも物申したいけど今回は割愛)。
そういうのもあって、忙しくなってくるとみんな本当に機嫌悪い。
どこにでもいるような新人に嫌味を言うおばさんも、例にもれずいる。
そんな状況のホテルの宴会部門に、友達もいないのに、一人で入ってしまったので、最初は地獄だった。
わからない、理不尽、孤独の三重苦。
仕事もわからないから、間違えたり、失敗したりする。
私はたぶんひどく注意力散漫でずぼらで雑な性格なので、何度失敗したかわからない。
こっぴどく怒られる。自信をなくしまくった。
それでも、自分が失敗したんだし、仕方がない、と踏ん張った。
でも、わかんないことをわかんないと聞くと、なんでそんなことも知らないんだ、と怪訝な顔をされる。
明らかに八つ当たりされる。
はぁ?と逆切れしたくなるけれど、愚痴る友達もいないので、我慢する。
学生アルバイトの先輩たちは、先輩同士で仲が良く、その輪に入れない。
休憩になったってしゃべる人がいない。独りおにぎりをかじる孤独な日々。
辞めてやろうと、何度思ったことだろうか。
私のことなので、そう思っていたのが顔とか態度に出ていたのかもしれない。
どんどん孤立していった(と自分では思っている)。
早く辞めたい、と思って、他のバイトを探したり、ホテルバイトの回数を減らそうと、家庭教師をはじめてみたりしたこともある。
それでも、細々となんとなく続けてきたのは、シフトの融通が利いたことが大きいけれど、一度始めるとなかなか辞められない私の性格もあったかもしれない(特に習い事とか部活とか他人が関わることは)。
続けていると、ようやく3年目くらいから、友達ができ始め、古株なので頼られるようになった。
私が入ったころの学生アルバイトはみんな卒業していっていなくなったし、後輩が増えた。
社員さんも、いつも一人ぼっちだった私の扱いにだんだん慣れてきて、話しかけてくれるようになった。
英語が話せるので、重宝されたこともあった。
5年目の今となっては、社員さんですら私より後に入社してきた人が結構いる。
飲み会にも誘われるようになって、出ればまた仲良くなる。
そうすると、いつのまにかバイトに行くのが楽しくて仕方なくて、毎月の給料の最高額を更新していた。
ここまでくるのにすごい時間かかったなと思う(私はいつもそう)。
それでも、どんなに嫌でも、孤独でも、長く続けたことで、様々な状況が変化したと思う。
上司も代わったし、嫌いだった人も卒業していったし、怖かったおばさんも私に慣れて仲良くしてくれるようになった。
私も、仕事も覚えたし、失敗も減ったし、人に慣れて明るく振る舞えるようになったし、お客さんに言感謝されて嬉しいこともあった。
仕事ができるようになれば自分も楽しいし、周りと仲良くなれば、その場所は意心地の良い場所に変わる。
そういう場所に対しては、自分自身もより良い環境を作りたいと思えるようになった。
どうしたらお客様が喜んで気持ちよく帰ってもらえるだろうかと考える余裕もできた。
モチベーションて、上下するものだ。
自分が変わらなくても、周りが変わるかもしれないし、周りが変わらなくても、自分が変わるかもしれない。
だから、どんなに嫌でも、辞めてやろうと思っても、ある程度の期間続けていく、ということはそれなりに意味のあることなのだと思う。
「変化」を待ってみるのも、必要なことなのかもな、と思う。
というのが、私がアルバイトで学んだこと。
これ、就活で言えたら、もうちょっとましなアルバイト体験談話せたと思う。
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